【外耳炎】

外耳炎は、中耳炎と症状が似ていることもあって診断を受けるまでは取り違えていることが多い耳の病気です。
では、外耳炎と中耳炎はどこがどう違っていて、どのような特徴を持っているのでしょうか。
そして、外耳炎から中耳炎に発展するケースはあるのでしょうか?
外耳炎について解説していきます。

外耳炎について

外耳炎とは、「耳介」または「耳殻」と呼ばれる外側に出ている耳と鼓膜までの内側までの「外耳道」を合わせた外耳に、炎症が発生する病気のことです。

外耳炎の原因

外耳炎の原因は、内耳炎と同じく細菌やウィルスが侵入・感染を起こすことです。
通常、耳は細菌やウィルスが侵入しても感染まで発展しないケースの方が圧倒的に多いのですが、耳掻きのしすぎで外耳道に傷が付いていたり不規則な生活などで身体の抵抗力が落ちていたりすると、発症する可能性が高まってしまいます。

外耳炎の症状

外耳炎の症状には、激しい耳の痛みと痒みが挙げられます。症状が進行すると強い臭いを伴う黄色、または白色の耳垂れが出るようになります。外耳道が炎症によって腫れ上がる「びまん性外耳炎」が起こると聴力の低下を招くため、中耳炎と取り違えられることが多々あります。また、耳におできが発生する「限局性外耳炎」は、おできが破れると膿と出血が出ることがあります。

外耳炎と中耳炎の違い

外耳炎と中耳炎は、鼓膜までの外耳道に炎症が発生するため素人には見分けが付かないといえます。しかし外耳炎の場合は耳殻にも炎症が発生するので、耳たぶを摘まむと痛みを感じます。
この耳殻の痛みが外耳炎と中耳炎を見分ける一つの目安になっています。耳鼻科では耳の内部を特殊なカメラを使った検査などで外耳炎と中耳炎を見分けています。
また、外耳炎と中耳炎は発症の原因が同じであるため、治療せずに放置していた外耳炎から中耳炎に発展するケースもたまに見受けられます。

その他の原因

外耳炎と中耳炎の違いの一つでもあるのが、「発症の原因」です。外耳炎は、中耳炎と違って細菌やウィルスだけでなくカビなどを含む真菌や、染色剤などによる皮膚アレルギーが発祥の原因になることがあるのです。
また、外耳炎は「スイマーズイヤー」とも呼ばれるようにプールなどの水泳の後に発生しやすい特徴を持っています。中耳炎を発症すると水泳から遠ざけられるのも、この外耳炎の特徴に関係しているのです。

外耳炎の治療

外耳炎の治療をするに当たって重要なことは「耳掃除をしすぎない」ことであると言えます。過剰な耳掃除は、耳殻や外耳道に傷をつくり外耳炎を悪化させる原因になるからです。実際の治療では脱脂綿や吸引機などを使って、軽く耳掃除を行なって清潔にしてから治療を行なっていきます。
びまん性外耳炎は耳を清潔にして抗生物質の塗布と投与を一週間程度行なっていきます。限局性外耳炎はおできを切開して膿を出して抗生物質を塗布して治療していきます。痛みが激しい場合は、鎮痛剤の投与を並行して行います。

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