【メニエール】

病気は、発症の原因がはっきりと判っているものと判っていないものの二つに大きく分けることが出来ます。
メニエール病も、原因がはっきりと判っていない病気の一つに含まれます。
耳に影響を及ぼすメニエール病はどのような病気なのでしょうか?
メニエール病について解説していきます。

メニエール病とは

メニエール病は、フランス人医師であるプロスペル・メニエールによって発見された耳の病気です。メニエール病は日本では特定疾患に指定されている病気の一つで、発症の原因が特定されていない病気でもあるのです。

メニエール病の症状

メニエール病は強いめまいや耳鳴り、難聴を症状とする病気です。まずめまいが初期症状として起こり、徐々に強さを増していきます。症状の進行と共に耳鳴りや難聴が表れ、強い吐き気が起きるようになります。症状は一過性の発作として起こりますが、進行すると発作が無い時でもめまいを感じるようになっていくのが特徴です。発作がひどい場合には一日中症状が現れることもあり、日常生活に支障をきたすことがあります。

メニエール病の原因

メニエール病の原因はまだ特定されていませんが、症状は内耳の異常によって発生することがわかっています。内耳のリンパ腺に浮腫が出来て、身体のバランスを司る三半規管と聴覚を司る蝸牛に障害が起こることで、メニエール病の諸症状が現れるのです。しかし、この内耳のリンパ腺に浮腫が出来る原因自体がはっきりしておらず、ウィルス説などが唱えられています。

メニエール病の診断

メニエール病の診断は、「めまい・耳鳴りの有無」を根拠に行なわれます。逆に言えば、耳に異常がある場合は常にメニエール病が疑われるということになります。
診断では聴力検査やMRI検査が行なわれ、中枢神経に異常が見られずめまいや耳鳴りを引き起こす他の病気が確認されない場合にメニエール病として判断されます。
メニエール病の診断を早期のうちに行わなければ、めまいや耳鳴りが常態化してしまい日常生活に大きな障害をもたらす恐れがあるので注意が必要です。

発症しやすい人の傾向

メニエール病は、発症した患者に一定の傾向があることが判っています。メニエール病の患者の傾向としては、「30代から50代の働き盛りの男女」「肥満ではない痩せ型体型の人」「神経質で几帳面な性格」「ストレスや疲労が蓄積している」などが挙げられます。これらの条件に当てはまる人の全てがメニエール病を発症するわけではないのですが、めまいや耳鳴りの発作が起こる場合はメニエール病の可能性が高いといえます。

メニエール病の治療

メニエール病の治療の基本は、リンパ腺の腫れを引かせることであるといえます。そのため、腫れを引かせるための利尿剤や聴力の回復に有効なビタミン剤の投与による治療が行なわれます。めまいの発作が強い場合や薬物治療が功を奏しない場合は、内リンパ嚢快方術などの外科手術による治療が行なわれます。

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